数珠購入のポイント
社会人としての必需品
あなたはご自身の数珠をお持ちでしょうか？成人の方でもご自身の数珠をお持ちでない方を最近よく見かけます。一般的に数珠は社会人の必携アイテムだと言えます。できることならいつでも不幸の知らせに駆けつけられるよう、数珠を持ち歩いているのがベストです。私服だとしても数珠さえ持っていれば失礼には当たりません。
葬儀に参列していると、コンビニなどで売られている安価な数珠持っている方もチラホラ見ますが、数珠は自分が思っている以上に他人の目につきます。上質な数珠を持っているだけで好感度も高まりますし、常識人として他の人にもよりよい印象を与えます。
購入方法
お寺や仏壇仏具を扱うお店などで購入できるほか、数珠の専門店や最近ではオンラインショップで購入もできます。金額は千円以下のものから五万円以上する高価なものまで幅広く取り揃えられています。
まずは本連数珠か略式数珠のどちらにするかを選びましょう。本連数珠の場合はご自身の宗派に沿ったものを選ぶ必要があります。最近ではどの宗派にも対応できる略式の数珠を購入する人も増えています。一般的な法事や通夜葬儀などの弔問ならば、単念珠の略式数珠でも構いませんが、親族の葬儀の時に備え、ご自身の宗派の本連数珠も用意しておくべきでしょう。結婚式や成人式などの節目のお祝い事として数珠を送ることも慶ばれます。
宗派によって男性用と女性用のものがあるので、忘れないように確認しましょう。
木製の数珠と石の数珠
本連数珠には宗派によって珠の材質に意味があり、それを基に決定することが多いです。略式数珠は好みの材質で選んでいただいて構いません。木製の珠は長く使うほど手に馴染み、色の変化も楽しめます。数珠を選ぶポイントとして、「愛着の持てる数珠を選ぶ」ことが大切なので、色や材質など、気に入るものに出会うまで検討されてみてはいかがでしょうか。必ずお気に入りの一本に出会えるはずです。
パワーストーンブレスレットや腕輪念珠で数珠の代用はできるか
答えはできません。数珠は仏具であり、ブレスレットはアクセサリーなので、基本的に目的が違います。
略式数珠であれば数珠の基本形を守っていますが、ブレスレットや腕輪念珠では大きさ、珠の並び方、房の有無など、あらゆるところで数珠とは違いがあります。仏事に参列される時には、きちんとした数珠を用意することをオススメします。
数珠の必要性
葬儀や仏事に参列することがあまりない若い方は、ご家族の数珠を借りるという方も多いと思います。しかしながら数珠はご自身の身代わりとなりうる仏具であり、持っているだけで功徳があるとされています。ですので家族や知人に借りたり貸したりせずに、ご自身の数珠を一本持つことが大切と言えます。
数珠の中に手を通すことは、黄泉の世界と現世（自分自身）を繋ぐ意味があります。数珠を身に付け合掌することにより、人生または生かされている自分の命の尊さに気づくことができるのです。